盗聴器発見器を使った調査
盗聴は今や他人事ではありません。知らないうちに盗聴されている可能性がある現代、盗聴されているかどうかを知るには「盗聴器を発見するのが一番!」とすでに述べました。また、盗聴器の有無の調査には「盗聴器発見器」または「ワイドバンドレシーバー」を使用するのがいいということも。では、これらの機器を使用して盗聴の有無をどのように調査すればいいか、ここでは「盗聴器発見器」について述べましょう。
盗聴器発見器は、主に部屋の中にある盗聴器を発見する場合に使用します。
1.盗聴器発見器を部屋中の壁、天井、床下などに近付けて探す。発見器にアンテナが付いている場合はアンテナを一杯に伸ばして一通り探した後、もう一度少しアンテナを縮めた状態で探す。
2.スイッチを入れたとき、ある地点に来たときのみ強く反応が出る場合は、何らかの電波が出ている可能性があるので、確認すること。
3.スイッチを入れたとき、どこででも反応する場合は、別の無関係の電波に反応していることが考えられるので、アンテナの長さを一杯縮めて使用。万一、アンテナを縮めた状態で強く反応する場合は、その盗聴器発見器では発見できない。
4.部屋の所どころで反応がある場合、アンテナの長さを縮め、正確な電波の発信位置を特定する。部屋の中を動き回っても余り変化がなく場所を絞りきれない場合は、外来電波に反応していることが考えられる。
以上のようなことに注意して、部屋の中の盗聴調査をするといいでしょう。
なお、盗聴器発見器は、蛍光灯やPCなどのACアダプター部分、テレビといった消費電力の大きい家電製品にも反応することがあるので、タイプの異なる盗聴器発見器を2つくらい用意して調査すると、より正確なことがわかります。